tripleR 開発日誌

tripleRのプログラム開発に関するあれこれ

架台駆動ボタン代替アプリ開発の経緯

当初は加速度センサを利用して、スマフォを傾けることによって駆動することを考えた。

感覚ともズレがなく、良い感じだったが、実際には駆動時に追尾をオフにし、また駆動終了時にもとの追尾に戻さねばならず、それを明示的に操作するためには、何らかの手段を目で見て行う必要があり、基本アイデアである'見ないで操作できる'に反する事になってしまう。

ジョイスティックが利用できるとの情報があり、こちらの実装は非常に簡単だったが、WiFiBluetoothが共存できなかったために見送り。

加速度センサと同時にアイデアとしてはあった、タッチセンサを使う方式を試す。

これだと、追尾のoff/onが画面タッチの開始、終了で行えるので、全く画面を見ずに操作が可能。
感覚的なズレもない。
片手で持ちながら画面をタッチ&スライドする必要があるので若干不安定にはなるが、通常のサイズのスマフォであればまあ問題ないレベル。

どうせSynScan(pro)はスマフォで稼働させるので、この方式なら新たなデバイス無しで実現可能。

ということで、この形式のアプリを公開することにする。
で、公開準備中にふと気づく。
画面のどこにタッチしても検出可能なのだから、これを傾けて駆動するタイプの'切っ掛け'にすれば良いではないか。

早速実装してみると十分実用になる。というかターゲットを視野の中心に持ってくる段階では、感覚的にこちらのタイプの方がピッタリする感じもある。

ということで、傾けるタイプも、タッチした指をスライドさせるタイプと合わせて公開することにする。
機能的には全く同じなので、どちらか気に入ったほうをお使い下さい。